こどもの教育に必要なこと①
「ジャックと音楽の木」田中素子です。
私が去年の秋から、ずっとずっと温めてきた情報を解禁します。
これは、私の中で出逢いと意味づけが、とてもとても大きかった事。
今でもちゃんと言語化できるか、ドキドキしながら書いてます。
それが、
【クリエイティブアーツセラピーとの出逢い】
です。
私が教育に興味を持ったのはとても幼い頃からでしたが、音大に通っている時も最大関心はこどもの教育(特に幼児)にありました。
学生時代に研究していたのは、
カール・オルフ
シュタイナー教育
そして、それからずいぶん時を経て出逢ったのが、ダルクローズ・メソッド。
ダルクローズ・メソッドで全てが腑に落ちたのは「カール・オルフ」も「ルドルフ・シュタイナー」も、「エミール・ジャック=ダルクローズ」のメソッドを習い、その理念をベースに発展している根っこの部分だったからです。
目から鱗で夢中になった理由は、とてもはっきりしていて、
それまで私が受けてきた教育と180度概念が異なり、
「こどもの主体的欲求を引き出す」事をベースに考案されている教育法だからです。
「ちゃんとさせる」
「正しさを押し付ける」
「自分の外側に答えがある概念の植え付け」
は、ともすれば、思考停止のままの成長を招きます。
物事にはいつも理由があります。
それを知りたいと思うこと。
それをしたいと思うこと。
失敗からの気づき。
成功からの気づき。
体験する前に「そちらは違うよ」と体験の機会を奪うのではなく、
実体験を伴わせた経験は、
深い理解に繋がり、自分の血肉になり、やがてそれは自分自身への信頼と、心の安定、人生をクリエイトする力に繋がっていきます。
何の概念を持たずに産まれてきたこども達を導く事ができるのは、保護者や回りにいる教育者、こどもを取り巻く大人達だけなのです。
しかし、その大人達が、良かれと思ってこどもの心を蝕んでしまう事は日常的に起きています。
(もちろん、食べ物や日常接触するものを選ぶのも大人で、無意識にこどもの身体を蝕んでいることも起きています。)
介入しすぎる事
介入しすぎない事
必要な知識
不必要な干渉
距離感
言葉がけ
観察方法
手の差し伸べ方
タイミング
言葉でいうのは簡単でも、
私たちは大人になる過程で、その概念も理論も観察方法も学んでいません。
私は長年の夢だった理想の音楽教室を始めた辺りから、専門分野以外にも、こどもに関わる大人として、心の成長について学ぶ重要性を感じていました。
そこに出逢ったのが、クリエイティブアーツセラピーだったのです。
長くなったので、2つの記事に分けます。
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