講座「ダルクローズ・リトミックを応用した社会問題へのアプローチ」②

先日の記事の続きです↓
今回の講座は、いわゆる「音楽教育」としての視点から離れて、

●感覚統合が必要なこども達に、どうやってダルクローズ・リトミックを応用させていくか

●健康寿命を延ばしていく事が、社会的に推奨されているシニア問題に、どうやってダルクローズ・リトミックを応用させていくか

という、年齢層も課題も異なる2つのテーマについて、馬杉知佐先生と中明佳代先生にレクチャーとワークの紹介をしていただきました。

「応用」というと、「基礎」が確立された上で、他分野の知見や考察が必要になるので、とても高度になります。

「ダルクローズ・リトミック」や「音楽」の世界にいただけでは知り得ない、情報や人とのつながり、先行研究の理解、現場の実践での洞察など、

先駆者として、切り開かれた知見と知恵を惜しみなく伝えてくださいました。
そして「応用」の先には、常に同じ課題が待ち受けます。

●他の療育と何が違うのか?
●音楽療法と何が違うのか?
●他の高齢者アクティビティと何が違うのか?

つまり、

ダルクローズ・リトミックにしかできない特徴は何なのか?



2つの課題を同じテーブルでレクチャーして頂くことで、最終的に、答えが明確に浮き彫りになりました。

それは「応用」の先に「基礎」が待ち構えていたという事でした。

他のアクティビティや療法と異なる点は、

「音楽が動きを誘発している」
「ゲーム性がある」
「主体的・能動的である」
「双方やグループ間のコミュニケーションがある」


つまり、

訓練を楽しく続けられるという事


とてもダルクローズ・メソッドらしいところだなぁ、と思いました😊✨

受講してくださった方々が、とてもスッキリした表情で帰られたのも印象的でした。

中明佳代先生、馬杉知佐先生、受講してくださった皆さま、本当にありがとうございました!!



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