こどもプロジェクト vol.7

こども達によって、楽曲を分析し、身体で表現し舞台作品を作っていく「こどもがつくるダルクローズ・プラスティックアニメ」。

いよいよ、曲分析の期間を経て、作品づくりをしていきます。

経験のある大人がつくってその形を覚えてもらうのだったら、こんなに大変じゃなかったと思います。

私たちは「正しい・間違え」の答えじゃなく「音楽を感じ表現し、表現することによっての発見や違和感、そこからの2段階目の表現変化のプロセス」などを味わって気づいてほしいと思って、あえてこども達を信じて委ねています。

そして、本当のエネルギーは「やらされること」ではなく「自分たちがどうしたいか」というところから生まれるということに拘ってきました。


今日は、後半のキックオフ。
初めての座学(?)です。

鈴木美里先生がつくったプロのプラスティックアニメ作品を見ながら、これからどういったものをつくっていこうとしているのかを認識してもらいました。

「すげー!」
「迫力ーーーー!!」
「ペンギンみたいな動きが面白い!」



いろんな意見が出たところで、じゃあプラスティックアニメとは何を表現するものだと思う?と質問したら、

ちゃんと「音楽の要素」を動く事と捉えてくれてました♡

すごいなーーーー✨✨✨

「これをみんなにつくってほしいと思ってるの。」

と言ったら、

「え、無理無理!」
「できないと思う!」

とネガティブワード連発(笑)

そして、

「でも、本当に自分たちでつくるとしたら、もうふざけてる時間はないよ、これ!」

と、真剣な顔つきになりました!笑


パートやフレーズごとにチームをつくって、それぞれのグループごとにその音楽のパートに合う動きをつくっていきます。

とても目立つメロディもあれば、内声と言って聴き分けることにとてもよい耳を持ってないとできないパートもあります。

その子その子の特技や特性を見極めて役割を決めました。
そして、組み合わせも最大限に個性の良さがでるパートナーを選びました。

曲を聴きながら、自分が動きを決めるところだと思う場所で手を挙げてもらったら、

たった1回しか言ってないのに、みんな迷うことなく自分のパートでちゃんと手を挙げてくれました。

それだけ、この3ヶ月間で楽曲が身体に入ってたんだね♡嬉しいです😊


最後にもう一度、DVD作品を観てもらったら、今度は発言が変わってた。

「音が強いところはたくさんの人で動いてる」
「スペースを広く使うところと狭く使うところがある」

ダルクローズメソッドで大切な「時間・空間・エネルギー」に関係した気づきもたくさんありました。

さて、ここからです。
ここからが本番。

こども達を信じ、そして出てきた案を最大限に拾い上げて、集めて形に仕上げていく。

とてもエキサイティングな私たち自身の挑戦でもあります。

楽しみです!!!

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